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  • miharanaoyuki

JB TOP50 最終戦 弥栄ダム


11月1日~3日に、広島県・山口県の県境に在る弥栄ダムで、実質は最終戦となるJBTOP50 第二戦 弥栄ダム戦が行われました。


先に結果から言うと、36位という情けない結果に終わり、予選落ちを喫してしまったわけですが、リスキーな展開で試合に挑み、その中で自分が見出した釣りの一部でもお伝えできたらなと思います。



まずプラクティスは、自分にしては少し長めに5日間取りました。

2015年振りの弥栄ダム。前回は準優勝。

今回は、エレクトリックモーター限定のいわゆる「エレキ戦」だったので、アウトドアハウスアオノの徳永さんにエレキ艇を準備&サポートして頂き、とても快適に試合&プラクティスを行えました。


アウトドアハウスアオノさんのお陰で参戦出来た今試合。EV-CUBEや中古艇なども取り扱っています!

エレキは、モーターガイドのNewツアー82lbとリアエレキは旧ツアーの109lbを装備。


マウントの上げ下ろしや、シャフトの高さ調整など抜群の使用感だったNewTOUR 82lb

バッテリーも、アウトドアハウスアオノさんのサポートにより、EV-CUBEを貸して頂きました!


軽量化による燃費の良さと、EV-CUBEのタフさは大きなアドバンテージでした。

Newツアー82lbで、ダイヤル平均5~6で1日踏み続けて、残量は18%。


鉛バッテリーならプラを早めに切り上げないといけないほど弱ってるはずだし、僕ほど釣りが速い人もそういないと思うので、それでもまだ20%近く残っているのには、軽い分速いし、タフなEV-CUBEには改めて感心しました。




そんな至れり尽くせりな装備の元、プラクティスがスタート。


プラクティスをし始めて、まず思ったのは、とても難しいということ。

前回開催時のビッグウェイト戦とは大きく違い、1500gを二日間ウェイイン出来れば3日目に残れるし、印象で言えばホームレイクである生野銀山湖で試合をするような感覚でした。

なので、生野銀山湖の常勝パターンでもある、サイトフィッシングが上位に絡むキーにはなると予想し、一日かけて湖を回ってどれぐらいの匹数が見えるのか、バスが多い筋はどこか、どういうルアーに反応が良いかなどを見て回るプラクティスでした。


そのキーとなりそうなサイトフィッシングでは、毎日2バイトは取っていて、全てフッキングはしなかったですが、一番反応が良かったのはギルロイドミニーと風神スパイダーでした。


一方、ブラインドの釣りはというと、今回多くの選手がメインとしていた15~25mのスーパーディープは最初からパスしており、ハードプラグによるパターンを模索していました。

スーパーディープを最初からパスしていた理由は、生野銀山湖でもキーパーサイズを狙いにいけば、キッカーサイズが釣れる確率が下がり、つまりは優勝の確率も下がってしまいます。そもそも釣りのリズムが違うので、キッカー&キーパーの両方を狙うといった戦略をとると、どっちつかずになる事が一番ダメな事も、タフレイクの試合のしかたとして学んできているので、今回はキッカーサイズにだけ絞ってプラクティスをしていったという経緯です。


そのキッカーパターンを探す中で、20℃前後の水温に、見えバスの数は少ないとくれば、恐らく3~6mレンジにビッグバスは多いだろうと予測し、スピード&ボリュームが好きな秋のバスに加え、ハスやウグイという大型のベイトを捕食しているとなれば、中層を速く泳がせられるルアーか、ルアーパワーで中層でも食わせられるルアーを入れるかという2つの釣りが浮かび上がり、適当なルアーを入れてレンジを合わせても、バスが見には来てくれても、結局見切られてるだろうなと思いながら試行錯誤していました。


そして、実はそんな状況に強いジャンルのルアーがあり、投げてみたら突然のバイトラッシュ!


100mくらい?のストレッチで4バイトあり、4バイト目は勝手に掛かってしまった50アップでした。


50アップで2㎏近い弥栄ダムのキッカーフィッシュ!


中層でスピードのあるベイトを食っている時に、有効なルアーのジャンルは…


「シンキングスウィッシャー」。


なんでこんな状況にシンキングスウィッシャーが有効なのか、明確な理由や要素があるんですが、その辺のルアーとしてのキモは三原屋オンラインサロン内のセミナー動画で喋ります。笑


5~7月に表層直下でよく釣れるルアーだが、秋真っ只中は少し深めを引くと爆発するルアー。

カイテン178と148、ステルスペッパー110など大き目のシンキングスウィッシャーを軸に、中層を巻きながらサイトでバスを探し、見つけたらギルロイドミニー、風神スーパースパイダー、三原虫でアプローチするという、効率の良い釣りが見つかったので、これが今試合のメインパターンでした。




そして迎えた試合初日。


メインエリアとして考えていた曝気装置周辺のエリアが、曝気装置が止まってしまった事により沈黙し、美和筋上流で風神スーパースパイダーの水面放置で50アップをバラしてしまい、痛恨のゼロ申告。


二日目は、朝は中下流域をメインに、午後から美和筋&小瀬川筋のそれぞれのバックウォーターを回るというスーパーランガン戦略を展開し、惜しい場面は何度もあったものの、朝に下流で釣った1匹1262gのウェイインで18位、総合成績36位で終了となりました。



朝イチに虫パターンで釣れた1262g。TOP50残留を決めた1匹ではあるが…


今回メインにしていたパターンは、シンキングスウィッシャーではありましたが、メインエリアの崩壊と共に消え、サイトフィッシングが主軸になり、そのサイトでは風神スーパースパイダーの水面放置とチョウチンという11月の虫パターンがメインとなりました。



風神スパイダートレーラーをポッパー状にカットしたもので貴重な1匹が釣れてくれた。

弥栄ダムでのプラクティス中、水深1m以内に見えるバスのコンディションも痩せ気味だった事から、この虫パターンには割と序盤に気が付いており、カマキリとカメムシが多い事からチャートカラーの虫に一番反応が良く、そのフォローにカメムシ色のグリパンを入れるというような虫の色にまで拘った釣り方でした。


風神スパイダーをトレーラーで使用した理由は、フッキング対策。

初日からこのカットで、フォグショットTCを使用しておけば良かったなと後悔しています。。




今試合もオンラインサロンのカメラマンに乗って貰っていますので、もっと詳しいところは是非そちらの動画公開をお楽しみに。


さて、年間成績を33位で終えた2021年のJBTOP50でしたが、コロナの影響により異例のスケジュールでシーズン後半に試合が詰まってきて、体力的にもきつかったシーズンでした。

サイトフィッシングが得意な自分に、サイト全盛の5~7月に試合が入らなくて見せ場も作れないシーズンとなりましたが、また来シーズンは気合いを入れ直して挑もうと思います。


スポンサー各社様をはじめ、いつも応援して下さっている皆様、今シーズンも沢山の応援やサポートをありがとうございました。

来年こそは、成績も含め、何か話題を呼ぶような釣りだったり、ルアーだったり、活動だったり、ワクワクするようなアクションを起こせたらなと思います!


それまで、この冬はしっかり修行して、来シーズンに向け進化していきたいと思いますので、お楽しみに!


ライブスコープは入れないけどね。笑




弥栄ダム戦タックルデータ


ロッド:IMAKATSU ロデオライドリバイバー アンセム61UL-M

リール:セルテート2506

ライン:SOLAROAM ルアーPE 0.8号

フック:RYUGI フォグショットTC #4

ルアー:IMAKATSU 風神スーパースパイダー ポッパーカットチューン

エレキ:MotorGuide NewTOUR 82lb

サングラス:SMITH フリースプールマグ X-light green

その他:リチウムイオンバッテリー EV-CUBE (アウトドアハウスアオノ)



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