miharanaoyuki

2021年8月29日5 分

フラシュリンプ 超解説!

コロナの影響で発売が遅れていましたが、やっと製品版も届き、発売の目処が立ちました。

9月上旬に店頭に!お待たせ致しました。

見た目はイカ系?イモ系?な、高比重ワームですが、元々このフラシュリンプを作ろうと思ったキッカケが、霞ケ浦水系でのボートフィッシングからでした。

手長エビがメインベイトとなるタイミングでは、バックスライドワームやスティックベイトなどの、ノーシンカーフォールの釣りが有効になってくるフィールドで、フォールさせてからトゥイッチで逃がして食わせるという、ただ落とすだけじゃないテクニカルなノーシンカーの釣りが霞ケ浦水系では当たり前になっています。

さらに、そのエビ食いバスに対して近年有効されている釣りの一つとして、エラストマーフロッグやコンパクトフロッグなどの、水面を高速トゥイッチで逃がすような釣り。この釣りも自分は好きだし得意なので多用するんですが、本当によく釣れます。

そんな霞ケ浦水系で、ボートから葦際を撃つような釣りをしていた時に「この二つの釣り方をどっちも出来るようなワームがあったらいいのに」という思いが開発のスタートとなりました。

今年の北浦戦でも、表層トゥイッチからのフォールという釣りで活躍!

そして開発をスタートさせようかという頃に、ルアーマガジンの人気企画「陸王」のデビュー戦で、大江川・五三川に初めて訪れた時、前述した葦際のエビパターンがハマり、バスエネミー4.5インチを対岸の葦際まで飛ばし、フォールからのトゥイッチで食わせるパターンと、野良ネズミで食わせる2つのエビパターンでハマり、勝つことが出来ました。

この時に、ボートフィッシング以外でも、オカッパリで遠投をした先でこの2つパターンが同時に出来るワームなら、船でも陸でも使えるどこでも釣れるワームになるぞ!と思い、メインをオカッパリでの使用にシフトしていったワケです。

そして、各地でテストを重ね、様々な微調整を繰り返し、完成した形が今のフラシュリンプとなりました。

特徴を解説していくと、まずはコレでしょう。

上半分だけの特徴的なフラスカート

上半分しかないフラスカート。

これはどういう狙いかというと、ジャバロンネオやチャターベイトのように上半分にリップのような水を受ける部分があれば、トゥイッチ時にブレーキが効いて一点的なテーブルターンが出来るし、さらにタダ巻きでも泳ぐようになるという狙いで作りました。

当然スカートの長さも重要ですし、ワームの比重も大事なので一筋縄ではいかなかったですが、ゆっくりめに表層を巻いてあげると、水面をモコモコと引き波を立てて泳いでくれます。

また、水平フォールをさせるために前後に上半分のフラスカートがついていて、前後で長さは違いますが、ワームが身切れした時に逆刺しでも使えます!動きは変わりますが、問題なく使える範囲なので僕もよくちぎれたら逆から刺して使ってます。笑

そんなスイミングやフォール姿勢を綺麗に出すのに重要なのが「ベリーマックスソルト」。」

背面にはほぼ塩はなく、腹部に比重を持たせました。

ワームの下側にマックスで塩を入れているので、低重心になり、安定したフォールとスイミングが出来るようになりました。

オフセットフックを使用するので、正直なところ頭が裂けやすいですが、それもフッキングの良さに一役買ってるし、こういうバランスじゃないと難しいので…。

逆から刺したり、ライターやワーム用接着剤で補修しながら使ってください。僕も必携してるので。笑

そして、最後にこのレッグ。

フォール時にピリピリと震えながら落ちるという、今じゃよくあるパーツ。笑

これも三原虫がエビ食いに抜群に効くことから、当然採用。

前後のフラスカートで水平姿勢を整えて、サイドのレッグではちゃんとアピールをする。ちゃんと全てのパーツに役割を持たせた設計になっています。

お尻側のフラスカートをカットしたら、バックスライドワームにもなります!

ちなみに、フラシュリンプの「前(頭側)」は、このレッグが向いている方向です。画像で言えば左側。上下に関しては、お腹側にスリットが入っているのでわかりやすいと思います。

そんなコダワリ詰まりまくりなフラシュリンプ。初回は5色展開!

後に追加カラーも出来たらとは思っています。

まずは、グリーンパンプキン。

説明不要のド定番色。

当然、使用頻度ナンバーワンですし、どこでも使えるベースとなるカラーです。

表層でも使うけど、ボトムで使う時のほうが出番が多い気がします。

次に、ヌマエビブルーフレーク。

こちらも定番色。

グリーンパンプキンと比べたら、やはり細かな青ラメが特徴的。

少し濁ったフィールドや、深いところ、ローライトコンディションの時に使ってみてください。エビではなく、ゴリ系のベイトを食べている時にもブルーフレークは効きます!

次に、湖産エビ。

こちらも、イマカツのエビカラー定番色。

グリパン系ではシルエットが濃くなってしまうようなクリアウォーターや、光が入る表層でナチュラルにアプローチしたい時に使います。

意外と霞ケ浦水系のようなマッディウォーターでも有効ですし、シルエットが濃いグリパンで表層を釣るより、エビに近いナチュラルなカラーのほうが本気食いしてくれることもあります!

次に、ダークレバー。

このフラシュンプのサイズ感は、丸まったザリガニのサイズ感だよね~って事で、ザリガニ意識カラーとしてダークレバーもラインナップ。

ザリガニ食いはもちろん、濁ったフィールドで存在感を出したい時やデカバスカラーとしても重宝します。

色は濃いけど透過するので、クリアウォーターで岸を使ったアプローチをする時などもこのレバーは有効です!

最後に、チャートヘッドグリパン。

とてもわかりやすい頭がチャートフラのグリーンパンプキン。

バスからも、人間からも見やすいので、表層で使う時もフォールで使う時も有効なカラーです。特にため池や霞ケ浦水系での出番が多く、クリアウォーターよりかはステイン~マッディウォーターで使ってみてください。

以上、全5色がフラシュリンプの初回ラインナップカラー!

9月頭くらいには店頭に並ぶかと思いますので、お近くの釣具店にお問い合わせください!

とにかく、お待たせしました!!!

ボートフィッシングでも、オカッパリでも、上級者でも、初心者でも、皆がどこでも扱いやすくて釣れるワームになっていますので、是非使ってみてください!

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